【5分で分かる実践防犯③】 やってはいけない内引き対策3選

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現場負担だけ増える施策との違い

お客様に「内引き対策されていますか?」と尋ねると、大抵のお客様は「やっていますよ」と答えます。
でも、その内容や実態を伺うと、スタッフの負担が大きい割に成果が伴っていなかったり、対策があるだけでうまく運用されていなかったりすることがあります。
今回は、我々が実際に見聞きし、あまりおススメできない内引き対策について3つご紹介します。
貴社の店舗で当てはまっている部分がないか?ぜひチェックしてみてください。


目次

  1. はじめに
  2. やってはいけない内引き対策3選
  3. 「負担を増やす対策」から「仕組みで防ぐ対策」へ
  4. まとめ

 

1.はじめに 

ここまで色々な角度から内引き対策についてお話ししてきましたが、
「対策はちゃんとやっているよ」「ウチの対策は、かなりしっかりした内容になっているから問題ない」と感じていらっしゃる方もいるのではないでしょうか?
もちろん、内引きを防ぐために対策を講じることは非常に重要です。
ただ、その「しっかりした対策」が、実は現場スタッフの大きな負担になっていることがあります。
また、手間やルールばかりが増えているにもかかわらず、肝心の内引き防止につながっていないケースもあります。
内引き対策は、「何かを追加すればするほど良い」というものではありません。
重要なのは、現場が無理なく継続でき、なおかつ不正を起こしにくい環境をつくることです。
そこで今回は、私たちが実際の店舗を見てきた中で、「一見しっかり対策しているように見えるけれど、実はあまりおススメできない」と感じる内引き対策を3つご紹介します。

「自店舗の対策は、当てはまっていないか?」
「もっと効率的な方法はないか?」
ぜひチェックしてみてください。


2.やってはいけない内引き対策3選

① とにかくチェック項目を増やす
内引きを防ごうとすると、「確認する項目を増やそう」と考えがちです。
例えば

• 商品を移動するたびに記録する
• 毎回ダブルチェックを行う
• 開店・閉店時の確認項目を増やす
• 金庫やバックヤードの確認を細かくする

など、さまざまなチェックを追加していきます。

もちろん、重要なポイントを確認することは必要です。
しかし、チェック項目が増えすぎると、現場では「確認すること」そのものが目的になってしまいます。
忙しい時間帯にはチェックが形骸化したり、「前回と同じだから大丈夫」と省略されたりすることもあります。
大切なのは、チェック項目の数ではなく、「本当に見るべきポイントが適切に管理されているか」です。

→見直すなら
「何をチェックするか」ではなく、まず「どこで不正が起きる可能性があるのか」を整理しましょう。
リスクの高い場所・商品・作業を絞り込み、必要な確認に集中することで、現場の負担を抑えながら実効性を高めることができます。

② 人による「目視確認」だけに頼る
「スタッフ同士で確認しているから大丈夫」という考え方も注意が必要です。
人による確認はもちろん重要ですが、忙しい店舗では常に同じレベルで確認できるとは限りません。
特に

• 繁忙時間帯
• 少人数での店舗運営
• 新人スタッフが多い時期
• 店長や責任者が不在の時間帯

などは、確認そのものが難しくなります。
また、「人が見ているから大丈夫」と考えてしまうと、設備やルールによる仕組みづくりが後回しになることもあります。
人の注意力だけに依存した防犯には、どうしても限界があります。

→見直すなら
「人が注意する」だけではなく、人+ルール+設備という複数の対策を組み合わせることが重要です。
人が確認する部分と、設備や仕組みで補完する部分を分けることで、スタッフ一人ひとりに過度な負担をかけない対策につながります。
また、ルールを作るだけで終わらせず、実際に現場で運用できているかを定期的に確認することも重要です。

③ 「従業員を疑う」ことを前提にした対策
内引きを防ごうとするあまり、スタッフの行動を細かく監視したり、常に疑いの目を向けたりするような運用になっていないでしょうか?
もちろん、不正を防ぐための監視や記録は必要です。
しかし、「全員を疑うこと」と「不正ができない環境をつくること」は別の話です。
過度に疑われていると感じれば、スタッフとの信頼関係が崩れ、現場の雰囲気にも影響します。
その結果、「本部は現場を信用していない」という意識が生まれ、本部と現場の間に心の乖離が生じてしまう可能性もあります。

→見直すなら
「誰かを疑う」のではなく、誰が担当しても不正が起きにくい仕組みをつくるという発想に切り替えましょう。
防犯カメラや入退室管理、権限管理、在庫管理なども、「従業員を監視するため」だけではなく、「店舗を守り、従業員を守るための仕組み」として考えることが大切です。


3.「負担を増やす対策」から「仕組みで防ぐ対策」へ

ここまで3つの「やってはいけない内引き対策」をご紹介しました。
共通しているのは、「対策そのものを増やすこと」に意識が向きすぎているという点です。

内引き対策では、「チェック項目を増やす」「人による確認を増やす」「監視を強化する」という方法だけが正解ではありません。
むしろ、現場に負担がかかりすぎる対策は、時間が経つにつれて形骸化してしまう可能性があります。
大切なのは、「現場の負担を増やさず、自然と不正が起きにくい環境をつくる」という考え方です。
例えば

• 不正が起きやすい場所や作業を明確にする
• 人の確認だけに頼らず、設備や仕組みで補完する
• 誰が担当しても同じ運用になるよう仕組み化する
• 定期的に店舗環境や運用状況を見直す

といった方法があります。
「スタッフにもっと注意してもらおう」ではなく、「注意しなくても、自然と不正が起きにくい店舗にするにはどうしたらいいか?」という視点を持つことが、これからの内引き対策には重要です。


4.まとめ

内引き対策は、やればやるほど良いというものではありません。
チェック項目や確認作業を増やしすぎれば、現場の負担が増え、結果として運用されなくなってしまうこともあります。
また、「従業員を疑う」ことを前提とした対策は、現場との信頼関係を損なう可能性もあります。

大切なのは
「誰かを疑うこと」ではなく「不正が起きにくい仕組みをつくること」。
そして
「対策を増やすこと」ではなく「本当に必要な対策を、無理なく続けられる状態にすること」

この2つの視点から、自店舗の内引き対策を一度見直してみてはいかがでしょうか。

今回ご紹介したように、内引き対策には「あまりおススメできない対策」もあります。
ハゴロモは、30年以上にわたるセキュリティ事業の実績と、15,000店舗を超える導入経験をもとに、貴社の店舗環境や運用状況を見直し、どのような対策が必要なのかをご提案させていただきます。

「自社の対策も一度見直してみたい」
「今の対策で本当に十分なのか確認したい」
という方は、お気軽にお問い合わせください。





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