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【業界別対策シリーズ③】大型店舗ほど見落としやすい内部不正リスクと防犯設計

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【業界別対策シリーズ③】大型店舗ほど見落としやすい内部不正リスクと防犯設計

「広いから仕方ない」では済ませない。店舗規模に合わせた防犯設計が重要です。

業態別の対策ポイントについてお伝えする「業界別対策」シリーズの第三弾です。
店舗の規模が大きくなるほど、品揃えや売場づくりの自由度が高まる一方で、防犯面では新たなリスクが生まれます。
例えば、店舗がコンパクトであれば、バックヤードや売場に多少の死角があったとしても、少人数のスタッフでお互いに目を配ることができます。
しかし、売場面積が広くなり、スタッフの人数も増えてくると、そうはいきません。

「売場の隅々まで目が届かない」
「バックヤードにスタッフが集中する時間がある」
「社員とアルバイトを含め、全員の動きを把握するのが難しい」

こうした状況は、大型店舗ならではの内部不正リスクにつながる可能性があります。
今回は、大型店舗だからこそ見落としやすい内部不正のリスクと、そのリスクを抑えるための防犯設計について考えてみます。

目次

  1. はじめに|大型店舗ほど「人の目」だけでは限界がある
  2. 大型店舗で見落としやすい内部不正リスク
  3. 大型店舗に必要なのは「設備」だけではなく「防犯設計」
  4. まとめ|店舗規模に合わせた防犯対策を

 

1.はじめに|大型店舗ほど「人の目」だけでは限界がある 

内部不正を防ぐうえで、「スタッフ同士がお互いに目を配る」ということは非常に重要です。
しかし、店舗が大きくなるほど、単純に「人の目を増やせば防げる」という考え方では対応しにくくなります。
例えば、スタッフが10人いる店舗と50人いる店舗では、当然ながらスタッフ同士の距離や情報共有の難しさが変わります。
また、売場・レジ・バックヤード・休憩室・商品保管場所など、店舗内のエリアが増えれば、それだけ管理すべき場所も増えていきます。
つまり大型店舗では、

「誰がいるのか」だけでなく、「誰が・いつ・どこにいるのか」まで考えた管理が必要になる

ということです。
特に内部不正は、店舗スタッフが常に警戒している場所よりも、目が届きにくい場所や管理が曖昧になっている場所で発生する可能性があります。
だからこそ、大型店舗では「監視する」という発想だけではなく、不正が起こりにくい環境そのものを設計することが重要になります。

2.大型店舗で見落としやすい内部不正リスク

大型店舗で特に注意したいのが、次のようなポイントです。

①「死角」が増える
店舗面積が広くなるほど、スタッフが直接確認できない場所が増えていきます。
売場の奥、棚の裏側、バックヤードの一角、商品保管スペースなど、スタッフの目が届きにくい場所はどうしても発生します。
また、防犯カメラを設置していたとしても、設置場所や向きによっては「見えているようで、実は見えていない」という状態になっているケースもあります。
大型店舗では、単にカメラの台数を増やすのではなく、

「どこが死角になっているのか」
「その場所は防犯上どの程度重要なのか」

を確認することが重要です。

②「人の出入り」が複雑になる
大型店舗では、社員だけでなく、多数のアルバイト・パートスタッフ、場合によっては派遣スタッフや納品業者など、さまざまな人が店舗内を出入りします。
人数が増えるほど、「誰が入ってはいけない場所なのか」「誰なら入ってよいのか」が曖昧になりやすくなります。
特にバックヤードや商品保管エリアなど、売場とは異なる管理が必要な場所については、エリアごとに入退室のルールを明確にすることが重要です。

③「スタッフが多いこと」が逆に盲点になる
「スタッフがたくさんいるから安心」と考えてしまうことも、大型店舗では注意が必要です。
スタッフが多いと、一見するとお互いに監視できるように思えます。
しかし実際には、

「誰かが見ているだろう」
「社員が確認しているだろう」
「別のスタッフが対応しているだろう」

という意識が生まれ、結果的に誰も確認していない状態が発生することがあります。
これは、内部不正に限らず、商品の紛失や管理ミスなどにもつながる可能性があります。
「人が多い=管理できている」ではない
という視点が、大型店舗では重要です。


3.大型店舗に必要なのは「設備」だけではなく「防犯設計」

では、大型店舗ではどのような対策を考えればよいのでしょうか。
ポイントは、防犯設備を単体で考えないことです。
防犯カメラを増設する、入退室管理を導入する、といった設備面の対策はもちろん重要です。
しかし、それだけでは十分とは言えません。
重要なのは、

「店舗のどこに、どのようなリスクがあるのか」

 ↓
「そのリスクに対して、どのような設備・ルールが必要なのか」
 ↓
「導入した設備が実際に運用されているか」

という一連の流れを設計することです。
例えば、

● 売場
・カメラで見えにくい場所がないか

・高額商品など、特に管理が必要な場所はどこか
・スタッフから見えにくい売場がないか

● バックヤード
・商品保管場所への入室管理ができているか
・スタッフなら誰でも入れる状態になっていないか
・カメラの死角が発生していないか

● スタッフ動線
・売場とバックヤードの行き来をどのように管理するか
・特定のスタッフしか入らない場所が適切に管理されているか
・納品・検品・品出しなどの作業動線にリスクがないか

といったように、店舗の構造・人の動き・商品の特性をまとめて考える必要があります。
大型店舗ほど、「防犯設備を追加する」という考え方から一歩進んで、店舗全体をひとつの防犯システムとして設計することが重要なのです。

4.まとめ|店舗規模に合わせた防犯対策を

大型店舗では、売場が広く、スタッフ数も多くなることで、店舗運営そのものが複雑になります。
その結果、

「目が届かない場所」
「管理する人が曖昧な場所」
「誰でも入れる場所」
「設備はあるが、十分に活用できていない場所」

などが生まれやすくなります。
内部不正対策で大切なのは、「怪しい人を探す」ことではありません。
不正が起こりにくく、万が一問題が発生しても早期に把握できる店舗環境をつくること。
そのためには、店舗の規模やレイアウト、スタッフの人数、商品の特性、バックヤードの構造などを踏まえた、店舗ごとの防犯設計が必要です。
特に大型店舗では、一般的な防犯対策をそのまま導入するだけでは、店舗の実態に合わないケースもあります。

ハゴロモでは、30年間にわたって防犯対策に取り組んできた実績と、防犯設備士が持つ専門的なノウハウを活かし、店舗ごとの状況や課題を踏まえた防犯対策を考案・ご提案しています。
「防犯対策はしているけれど、今の店舗に本当に合っているのか分からない」
「大型店舗ならではの死角や管理上のリスクを一度確認してほしい」
といったご相談でも構いません。

「ちょっと話を聞いてみたい」でも結構です。
店舗の規模や業態に合わせた防犯対策を一緒に考えてみませんか?
お気軽にご相談ください。





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