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【防犯設備士の視点①】 防犯設備士が店舗を見るとき最初に確認する5つのポイント

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【防犯設備士の視点①】 防犯設備士が店舗を見るとき最初に確認する5つのポイント

「防犯の専門家」の視点

個人情報や金銭、商品や備品など、店舗には多くの「犯罪の目標物」が存在します。
そして、それらを狙うのは外部の人間だけではありません。時には内部不正という形でリスクが顕在化することもあります。
では、防犯の専門家は店舗に入った瞬間、どこを見ているのでしょうか。
今回は、防犯設備士資格を有する当社社員3名が、実際に店舗確認時に最初に見るポイントを5つご紹介します。


目次

  1. はじめに
  2. 防犯設備士が最初に確認する5つのポイント
    ① 店舗の「死角」がどこに存在しているか
    ② 人・商品・現金の動線は整理されているか
    ③ 防犯設備が“設置されているだけ”になっていないか
    ④ スタッフ運用に抜け漏れがないか
    ⑤ 犯罪を起こしにくい心理環境ができているか
  3. まとめ

 

1.はじめに 

防犯設備士とは、防犯設備に関する知識・技能を有する専門資格者です。
当社には防犯設備士資格を有する社員が3名在籍しており、小売店やリユースショップ、ホビーショップなど、さまざまな現場で防犯環境の確認・提案を行っています。
防犯対策というと、防犯カメラやゲートなど「設備」の話になりがちですが、実際の現場では、同じ設備を導入していても不正やトラブルが起きる店舗と起きない店舗があります。
その違いは、「どこにリスクがあり、何から手を付けるべきか」を見極められているかどうかです。

例えば、死角を見ること自体は難しくありません。

ただ、「犯罪につながる死角」と「問題にならない死角」を見分けるには、設備知識だけではなく、現場を見続けてきた経験が必要になります。
当社は長年にわたりセキュリティ事業に携わり、多数の店舗への導入・支援実績を積み重ねてきました。
その経験があるからこそ、単に設備の有無を見るのではなく、「どこにリスクが潜んでいるか」「何から改善すべきか」という優先順位まで含めて判断しています。

今回は、防犯設備士資格を有する社員が、店舗を見る際に最初に確認している5つのポイントをご紹介します。
日々の業務や店舗運営を見直す際の参考になれば幸いです。


2.防犯設備士が最初に確認する5つのポイント

① 店舗の「死角」がどこに存在しているか

私たちが店舗確認時に最初に見るのは、「どこが見えていないか」です。
ここでいう死角とは、単純にカメラが映っていない場所だけを指しているわけではありません。

・高什器の裏側
・バックヤード入口周辺
・レジ裏スペース
・高額商品の周辺
・スタッフしか立ち入らないエリア

こうした場所に、「人の目が届かない時間」「管理が曖昧になる瞬間」が重なると、外部盗難だけでなく内部不正のリスクも高まります。
ただし、死角が存在していること自体が問題なのではありません。
重要なのは、その死角が「犯罪機会」になっているかどうかです。
例えば

・商品の持ち出し経路になっている
・人目を避けて作業できる環境になっている
・高額商品へアクセスしやすい配置になっている
・一時的に監視や声掛けが途切れる場所になっている

こうした条件が重なると、優先的に対策すべきエリアになります。
そして、この判断は設備知識だけでできるものではありません。
当社では長年の経験と導入経験の中で、「見えていない場所が、実際にどのような問題につながるのか」を数多く確認してきました。
だからこそ、単にカメラを増やすのではなく、レイアウト変更・運用改善・設備活用を含めて、どこから手を打つべきかをご提案しています。


② 人・商品・現金の動線は整理されているか

次に確認するのは動線です。
店舗には主に次の3つの動線があります。

・お客様動線
・スタッフ動線
・商品/現金動線

これらが交差しすぎると、監視しづらくなり、不正や事故が発生しやすくなります。
例えば

・高額商品の搬出経路が見えない
・スタッフ専用導線と一般導線が混在している
・現金移動時に第三者から見える

こうした状態は改善余地があります。
防犯は「設備追加」だけでなく、「流れを整える」ことでも強化できます。


③ 防犯設備が“設置されているだけ”になっていないか

意外と多いのが、このケースです。

・カメラは録画しているが確認されていない
・異常通知機能が停止している
・警戒エリア設定が現場運用と合っていない
・設置後の見直しが数年間ない

設備は導入した瞬間が完成ではありません。
店舗運営やレイアウト変更に合わせて、設定・運用も更新していく必要があります。
「設備を導入した安心感」と「実際に機能している状態」は別物です。


④ スタッフ運用に抜け漏れがないか

設備だけで不正は防げません。
現場では

・開閉店ルール
・鍵管理
・棚卸手順
・レジ運用
・バックヤード管理

など、人の運用が大きく影響します。
どれだけ高性能な設備でも、運用が曖昧であれば効果は限定的です。
防犯設備士は「誰が・いつ・何を確認するか」が明確かどうかも確認しています。


⑤ 犯罪を起こしにくい心理環境ができているか

最後に見るのは“空気感”です。
防犯対策は、犯人を捕まえるためだけではありません。
そもそも犯罪を起こしにくい環境を作ることが重要です。
例えば

・整理整頓されている
・責任範囲が明確
・注意喚起表示が適切
・管理されている雰囲気がある

こうした環境は抑止力になります。
「誰も見ていない」と感じる空間より、「適切に管理されている」と感じる空間の方が、不正発生率は下がる傾向があります。

3.まとめ

防犯設備士が最初に見ているのは、カメラの台数や設備の価格ではありません。
死角、動線、設備運用、スタッフ運用、そして心理環境を総合的に確認し、店舗全体の防犯レベルを判断しています。
また、現場ではすべてを一度に改善できるわけではありません。
重要なのは、「何を導入するか」ではなく、「どこから手を付けるか」です。

当社は30年以上にわたるセキュリティ事業の知見と、15,000店舗超の導入経験をもとに、設備・運用・組織を横断して確認し、優先順位を整理したうえで実行可能な対策をご提案しています。

そのため、「とりあえず設備を増やす」「場当たり的にルールを作る」といった対策ではなく、現場に合った改善策を選択いただくことが可能です。

「設備は導入しているが不安が残る」「何から見直せば良いか分からない」という場合は、一度、第三者の専門視点で店舗環境を確認してみませんか。

お気軽にご相談ください。






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